『行きなさい…わたしはあなたを遣わす』使徒22:21
ジョン・マックスウェルの言葉。 「人は誰でも、一生のうちに、少なくとも一万人の人に影響を与える。」
私も、あなたも…。「一万人に影響を与える?この私が?そんなことあり得ない…」否定しても始まりません。問題は、「私が本当に一万人の人に影響を与えられるかどうか」ではありません。「どんな」影響を与えるか。自分の影響力を「どのように」使うか。
主が遣わし用いられたパウロ。人々に影響を与え、人々の役に立つために、何が必要だったのか。
① 自信を失う
主が用いられる人、人の役に立つことができる人は、一度、徹底して自信を失っている人です。
自信…それは自分を信じること。自分の能力、経験を信じる。また自分のやり方、こだわりを曲げない姿。私たち人間には弱さがあります。そして、どんなに強そうに見えても、いつか弱くなります。できていたことができなくなる経験をします。自信満々で働きをしている時、そこに主の働かれるスペースはありません。失敗をし、弱くなり、自信を失うとき、『主の出番』です。主の働きが始まります。
②尋ねる
自信のある人は、尋ねることをしません。自信を失ったパウロは尋ねる人になりました。「主よ、私はどうしたらよいでしょうか」自信を失ったパウロは、人生の操縦席を主に譲りました。自信を失えば失うほどクリアになってくるもの、それはイエスキリストの存在です。
③ 聞く
私たちが人生の中で自信を失い、絶望し、尋ねるときに、答えてくださるお方がいる。イエスキリストです。パウロが「主よ、私はどうしたらよいでしょうか」と尋ねると、主が答えてくださいました。「行きなさい…わたしはあなたを遣わす」パウロはイエスさまの語られることを聞いて、従いました。
主は今も語っておられます。「自分の愚かさを認め、十字架を見上げなさい。」「わたしに従いなさい。」「行きなさい。わたしはあなたを遣わす。」
私たちOM日本は主の声を聞くもの、従うものでありたいと願います。日本の教会に仕え、日本の教会の祝福になりたい、また日本の教会と共に日本人の救いを勝ち取っていきたいと心から願っています。
船越信哉 • 紗矢 2017−2019 年にかけて、日本人として初めて家族でOM船ロゴスホープ号に乗船。帰国後は全国規模でOM日本のPR訪問を担当。2022 年よりOM日本の総主事として従事。